動き検出とは?
動体検出は、動画処理技術を使い、背景との関係によりオブジェクト位置の変化を検出する技術です。画像の差異による動きの有無の検知に加え、オブジェクトの動きの速度や距離を測定することも可能です。動体検出は、警報装置、インテリジェント 照明、ビデオ監視などの分野で使用されています。また、画像認識システムにおいて、処理過程の一部としても利用されます。
動体検出には以下のようなアルゴリズムが一般的に使われます。
- オプティカル フロー
- テンプレートマッチング
- ブロックマッチング
- 背景差分や、ガウス混合モデルを使った背景推定
動体検出システムの開発においては、対象となる画像の特徴に基づいて、最適なアルゴリズムを比較検討していく必要があります。また、ライブ映像からリアルタイムでの検出能力が求められることが多く、そのためのストリーミングデータの取り扱いも重要になります。
Computer Vision Toolbox™ は、データの解析および可視化のための環境を提供するMATLAB上で、コンピューター ビジョン システムと動画処理システムの設計ならびにシミュレーションのためのアルゴリズムとツールを提供します。速度ベクトルを求めるのに使われるオプティカルフロー、認識のためのテンプレートマッチングおよびブロックマッチングはもちろん、特徴抽出、動体検出、オブジェクト トラッキング、ステレオ ビジョン、動画および動画解析のためのアルゴリズムが付属しています。また、入力映像をリアルタイムで取り扱うストリーミング処理機能もサポートされています。
製品使用例および使い方
その他製品に関する情報
参考: Steveによる画像処理, MATLAB を使った動画処理関連書籍, 画像強調, 画像セグメンテーション, 画像の各種変換, 画像解析, 空間変換, 画像レジストレーション, 画像および動画処理